Tokie Māhiehie Komazawa 駒澤常恵
〜優雅に喜びの心で踊る
By Sarah Hodges
最近80歳になったマヒエヒエは、毎週のフラクラスでクムマリアとフラシスター達とZoomオンライン上で会うたびに、喜び、安らぎ、そして感謝の気持ちを感じます。 日本の自宅からハワイまで頻繁に来ることはできませんが、今では毎週オンラインでフラの家族と一緒に踊りながら、ハワイにいるように感じます。 スティル&ムービングセンターでは、皆がマヒエヒエの優雅でエレガントな魅力に魅了され、その存在感にとても感謝しています。 マヒエヒエの優しさ、優雅さ、そしてフラへの愛情は、世界中でフラを学ぶ生徒にインスピレーションを与えています。
日本名はトキエですが、ハワイを何度も訪れ、クムマリアの元で学ぶようになり、マヒエヒエというハワイアンネームを授かりました。 フラでは、ハワイのクムについて熱心に学ぶ生徒に、クムフラがハワイアンネームを授けることがよくあります。 Māhiehieマヒエヒエはハワイ語で優雅でエレガントなことを意味します〜優雅に美しく踊り、人生を歩んでいるマヒエヒエにぴったりです。
55歳の時、日本でフラを踊り始めました。 フラの魅力にはまる前には、フラメンコのような他のスタイルのダンスも試しましたが、流れるようなハワイの動きがとても心地よく感じました。 仲間と一緒にグループで一体となって踊ることが大好きというマヒエヒエは、すぐにフラダンサーとしての実力を発揮し、60歳で日本のハーラウ(フラ教室)のインストラクターになりました。 その後の数年間、フラへの情熱に導きかれてゆき、 67歳の時に独立し、自分のフラ教室を始めました。 フラダンサーとして、先生として成長し続けるにつれて、ハワイ文化をさらにより深く学ぶことができる、伝統的なハワイアンクム(教師)を熱心に探し求めるようになりました。
マヒエヒエの熱意が実り、ハワイの本物のクムから、ハワイ文化・歴史、ハワイの深い心を学び、ハワイと繋がることをサポートする非営利団体・ISECに出会いました。 このチャンスを絶対に逃すことができないと感じ、すぐに決断。 興奮と期待に満ち溢れ、ハワイへと向かいました。
残念ながら、このプログラムを日本人生徒に教えてたクムは突然亡くなり、クムポニーがシェアしていたように深いハワイの真髄を教えることができる代わりの教師が必要となりました。 日本人フラダンサーに本物のフラとハワイ文化を伝える伝統を継続していくために、現在、スティル&ムービングセンターでこよなく愛されるクムフラ、マリアヘレラに、声がかかりました。
「ハワイに来て、クムマリアと出会うことで、私にとって世界が広がりました」とマヒエヒエは語ります。 ハワイにいる間に、花が開いてゆくような世界を感じました。 伝統的な日本の文化とは対照的に、ハワイでは、とてもオープンで温かく、心軽くなるような気持ちになるのが大好きでした。 「ハワイは祈りの場であり、祈りは人生においてとても重要です」とマヒエヒエは振り返ります。 クムマリアの指導により、ダンサーが空間に入る前に許可を求める正しい儀礼も学びました。 マヒエヒエは、クムマリアから学ぶ経験を通じて、人生すべてにおける神聖さを感じました。
クムマリアとの出会いにより、人生が変わりました。 本物のフラを学ぶためにハワイに来て、フラダンスをはるかに超えた素晴らしい知識を授かりました。 これらすべてを生徒と共有できることに感謝しています。 「フラは心から溢れる喜びです。」 と語るマヒエヒエは、フラを踊るとき、喜びが心と体中に広がっていくのを感じます。 マヒエヒエにとって、フラには癒しのパワーがあります。
プログラム終了後も、可能な限りハワイに来て、クムマリアに師事し続けてきました。 フラを始めてから、今まで、ハワイに23回くらいは来たに違いないと言い、 日本の故郷とハワイとの強いつながりを感じています。
娘のカーパラにハラウ経営を任せている今、マヒエヒエは、優雅で偉大なる魅力で、ハラウ生徒全員に愛されています。 フラダンサーとして成長してゆく孫達も楽しみに見守っています。 クムマリアとハワイの大地がマヒエヒエに与えた贈り物は、今や世代を超えて広がり、多くの人々に喜びと恵みをもたらしています。
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